(思い込みで愛別は上川町愛別と勘違い。愛別町でした。タイトルなど修正)
5:00 通信ができないからどうせ何も作業できないのでゆっくり起床。
朝食は昨日いただいた食料の「満寿屋」のパンとバナナ。満寿屋は帯広の老舗パン屋だが、住んでいたころはあまりパンに興味がなくこの店のことは知らなかった。エンドウ豆のパンとチョコチップのパンを食べる。パンの香りがいい!!生地も軽すぎずに食べ応えもあっておいしい!

7:20 撤収して出発!管理人さん、特別なお計らいありがとうございました。
まず、この除雪ステーションのすぐ南隣にある「旧幌加駅跡」を見てみる。
この周辺には全く人家は無い。家の跡すら見つけられない。こんなところになぜ駅があったのかと思った。そうしたら昔は80件以上の集落があったということだ。町はみんな樹海に溶けてしまったのか。


除雪ステーションの北隣には第五音更川橋梁。岩盤の上をすべるように流れる音更川の水が美しい。






さて今日はまずは三国峠越えだ。どんどん登ればいい。いまこのあたりは標高400m。峠は約1150mだから750m登らなければいけない。途中「天狗の滝」などにも立ち寄りつつ少しずつ登る。
とりあえず十勝三俣までは昨日と同様、旧士幌線沿いなので勾配は緩やかだろう。問題はそのあとだ。



8:20 十勝三俣に到着
バス待合所はサッシのドアが付いた建物で、非常時はここで野宿もできるかも。ただし周囲に人家は一切なし。




ここには「三俣山荘」というカフェレストランがあり、数件の家がある。



そしてスマホのモバイル回線がつながるのだがアンテナは1本。通信速度は激遅!これじゃブログ作業は無理。

十勝三俣は士幌線の終着駅だったのでそれなりの大きな駅施設があったはず。倉庫のような建物やホームの跡らしき場所はあったけど他はほとんどが原野に溶けていっている。


十勝三俣駅跡から大雪山系方向を臨む。今日もいい天気だ。

三国峠への道は意外と勾配が緩やかだ。一定のペースで登れる。


8:50 いつのまにか標高700m地点。およそ300mも登ってきたことになるが、あまり実感がないほどするする登ってきた。

9:05 800m地点

9:20 900m地点。あともう少しだ。峠の橋も見えてきた。


それにしてもこの辺りの木々はうっそうとしてしていて一見原生林の樹海のように見えるけど、よく見ると若い細い木やシラカバなどが多くて、エゾアカマツの大木のようなものは生えていない。想像だけどおそらくこのあたりの森はすべて切りつくされた後なのではないか。結局、めぼしい大木をすべて切ってしまったので気がなくなり、士幌線も不要になったということなのではないか。明治・大正の開拓期、戦後復興期、高度成長期と北海道の林野は「豊富な森林資源」として想像を絶するような伐採が行われていたのか。


9:40 松見大橋
このカーブした橋をこのあと上から見下ろすことになる。


緑深橋から見下ろす松見大橋と十勝三俣カルデラの樹海

10:00 三国峠橋を渡って三国峠PAに到着!
三国とは「石狩」「北見」「十勝」の旧国の境界にあたるから。そしてこの山の頂上付近には「北海道大分水点」がある。そこに降った雨粒は、太平洋・日本海・オホーツク海の3方向に分かれる特殊地形だ。




パーキングエリアのカフェ前のベンチで30分ほど休憩した。ここもまだまともな通信環境ではない。
10:30 このトンネルで峠を越えることになる。




上川町に入る。カントリーサインは、ん?なんだこれ?山は大雪山だと思うけど、この3つの鐘みたいなものは。

坂を下りながら雪の残る大雪山を臨む。もう8月だけどまだ大分雪が残っている。



すれ違いで挨拶を交わした添田さん。北海道を巡る旅だそうだ。桃岩荘YHにも行ったとのこと!(笑)


11:40 大雪除雪ステーションで昼休憩。最後に残った満寿屋の豆とチーズとソーセージの入ったパンが激うま!


12:20 大雪ダムを過ぎると国道39号との合流地点。42年前はこの合流地点からすでに三国峠方面は砂利道(ダート)だった。ちょうど道路の改良工事の最中で砂利が深く車輪がとられてバイクすら転ぶという情報があり、その時の僕は三国峠ではなく石北峠へと抜けたのだった。


法面の全体を覆う黄色い花。本州でもよく見かける花だけどなんて言う花だ?

12:35 層雲峡の南の端「大函」。両岸が柱状節理の岩に挟まれた谷だ。以前はこの旧道の遊歩道も通れたが今は通行止めになっている。橋もトンネルも老朽化しすぎてしまったのだろう。




岩間の滝。こういう滝や岩場が次々と現れる。

大函の次は小函なのだけれど旧道が通行止めになっていてトンネルを通らなければいけないようになっている。層雲峡にこんな長いトンネルがある印象は無かったのだが、案の定このトンネルはその約10年後に開通したものでそれまでは旧道で小函を通れたのだ。トンネル開通後、しばらくは旧道も遊歩道として通行で来ていたのに、そのうち通れなくなり小函を見ることが出来なくなってしまった。




13:10 トンネルを出てから小函方面に少しだけ旧道が通れるが、この「銀河の滝」と「流星の滝」までしか見ることができない。


13:25 この二つの滝を同時に見ることが出来る「双瀑台」に初めて登ってみた。往復30分くらいかかるけど、なるほどここに来なければこういう景色は見られないな。
それにしても想像以上の水量があって迫力があった。

その後もいくつかの岩肌や滝をみつつ層雲峡を抜けていく。





14:15 層雲峡を抜けてしばらく下ったところで懐かしい場所を見つけた。42年前に泊まったキャンプ場だ。記憶ではもっと層雲峡に近いところだと思っていたのだけど、想像以上に離れていた。あの若いころの「ちょっとすぐ近く」や「坂の無い楽な道」という記憶が全然あてにならないことを、この旅で何度も思い知らされている。
当時は「層雲峡青少年旅行村」という名前だったが今は「層雲峡オートキャンプ場」に変わっている。古い看板に面影が。



そろそろ今日の寝床を決めなくちゃと考えながら走っていた時、また一つ失敗をした。
中愛別を走っていた時にセイコーマートを見つけたので、ちょっとお腹もすいたし食材を買い出ししようかと一瞬思ったところで、「いや、この辺鄙な中愛別よりも、この先の愛別の町で買い出しして寝床を探せばいいや」とスルーしてしまった。
なんと愛別にはセイコーマートは無く、スーパーマーケットの類も無かった。時間はすでに17時を回ろうとしている。この先の町は比布だが1時間弱かかりそう。
結局、愛別の公園で寝床を探し、買い出しは北海道に来て初めてのセブンイレブン(>_<)
道内はセイコーマートだけ、って思っていたのがダメになっちゃった。



寝床は石狩川の橋のそばのかえで公園。ちょうどいい場所が見つかって良かった。
夕食は、納豆をトッピングしたカレーライスと千切りキャベツのサラダ。

明日はどうしようかな。コースはまだ何も考えていない。美瑛・富良野方面かなぁ、ぼんやりと。
ゆるゆるのろのろ。
本日の走行距離: 105km
本日までの総走行距離: 8089km
宿泊地:愛別町・かえで公園
起床:5:00
就寝:24:00
天候:晴れ
主な食事:満寿屋のパン3、バナナ2、カレーライス+納豆、千切りキャベツ


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