日本一周自転車旅108日目8月10日(月)【苫小牧界隈・チキウ岬】苫小牧→室蘭

3:00 起床。というかほとんど眠れていない。夜中に隣の部屋に入ってきたやつが、扉をバタンバタンと大きな音を立てるは、ガサガサうるさいは、時々なにかしゃべってるは。ま、そういうこともあるよね。ここはホテルじゃないししょうがない。

4:45 チェックアウト。荷物を整理してマルトマ食堂に向かう。

5:00ちょうどに到着。開店時間だがすでに30名くらいの人が並んでいる。まあ予測していた通りだけど並んで待つ。ちょっと風が吹いて寒い。

約1時間並んでやっと列の先頭に。

入店。いつもながら壁や天井のメニュー書きや芸能人の色紙・写真がすごい。以前より大分増えている。

何を頼むかかなり迷った。名物は「ホッキカレー」だが、ここはもう一つのおすすめ「マルトマ丼」という海鮮丼を注文してみる。
着丼。え?・・・・小さい・・・・ちょっと小さいじゃなく、めちゃ小さい・・・・
予想に反したものが来てちょっと手が止まってしまった。

写真ではわかりにくいけど、まず器自体が小さい。大きめのご飯茶碗くらい。どんぶりと呼ぶには小さすぎる。そしてネタも小さい。まず本マグロがかろうじて威厳を保っているけど、ホッキやひとかけらのアワビ、切れ端のようなサーモン。半分近くを占めるアマエビも小さい。
100匹の甘えびが乗った「超甘えび丼」が600円なので一匹5円程度だと考えると、ネタは全部で500円も載っていない。
とにかく僕の朝食としては小さすぎなので、たまらず追加のライスを注文した。

マルトマ食堂はいまや北海道では知らない人がいないほど有名で、たびたびテレビなんかにも取り上げられるほど。いままで何度も来てるけど、もういいかな。ごちそうさまでした。

次に向かったのは「苫小牧駅」。42年前の北海道一周ツーリングの最後の夜はここで野宿した。場所は連絡通路の階段。よく覚えている。十勝清水駅から日勝峠を超えて160km以上を走ってたどり着きへとへとになって寝た。
・・・夜中にふと目を覚ますと・・・周りに2~3人のプロの野宿師さん(ホームレス)が寝ていてビックリ!でもあまりにも疲れていてそのまま寝ていた・・・という思い出の場所(笑)
そしてこの苫小牧から青春18きっぷで福島に帰ったのだった。

7:20 市内をもう少し散策。「王子製紙苫小牧工場」。あの音更山道の囚人労働を要請した企業ですねー。
工場は駅の北側にあり、南側の木場町にある貯木場から線路を超えて木材を運搬するのに、専用の「水路」を使っている。小さな水路に見えるけど大きな丸太が「どんぶらこ、どんぶらこ」と流されて、線路の下をくぐり工場内へ。まだ時間が早いせいか実際に流れているところは見られなかった。

今日もいい天気!樽前山がくっきり見える。

8:00 苫小牧工業高等専門学校
次男が2年間寮生活をしながらここで学んだ。懐かしいなぁ。

海岸沿いの国道36号に戻る。天気はいいが海は今日も大荒れ。

次男がお気に入りだったスーパー銭湯。ずいぶん料金が上がっている気がする。

次男がよくお土産に買ってきてくれた「よいとまけ」の三星。ハスカップのジャムを使ったとてもおいしいお菓子だが、日本一食べにくいお菓子とも呼ばれている(笑)

西に走り始める。
見通しのいい海岸沿いの道を進むとまた何か目立つ構造物を発見。今は使われていないようだけど元はセメントの保管サイロ?かな。かなりデカいよ。

樽前山がくっきり!山頂の溶岩ドームもはっきり見える。こんなにはっきり樽前山を見たのは初めてかも。1000mちょっとの山だけど、7合目まで行ける道路があってそこから山頂まで1時間ほど歩けば行けるらしい。今日はきっと素晴らしい眺めなんだろう。

9:10 白老町に入る。抽象的な図形と文字メッセージ。初めて見るパターンだ。
昨日脇道にそれたせいで見られなかった苫小牧市のカントリーサイン。逆光で見えにくいけどとてもカッコいいアイスホッケーのイラストと噴煙をあげる樽前山。

9:30 白老に来たのでとりあえず「ウポポイ」に立ち寄る。
ここも以前は「白老ポロトコタン」という素朴な?古い施設があって、もっと気楽に立ち寄れた。民芸品売り場を眺めたり、湖畔のチセを見て回ったり。

数年前に全面的なリニューアルで立派な施設に生まれ変わったけど、すっかり敷居が高くなってしまったように感じる。土産物売り場はまるでデパートの化粧品売り場のよう。

ここ数日洗濯をサボってたまってしまったのでこの旅2回目のコインランドリーを利用。約1時間ほどで乾燥までできてさすがに便利だけど、お金もかかるのでそうそう使えない。サボらず洗濯しよう(笑)

白老の海岸沿いを走っているとカニ料理の観光食堂がたくさん並んでいる(並んでいた?)。
その一つ、おそらくこの道路で一番目立っていた「カニ御殿」。先月倒産というニュースが流れていた。屋根の上の巨大なクマやサケの像は今後どうなるのだろう。

そしてもう一つ。時々ネットでも話題になる「かに太郎」。廃墟レストランとして有名で、一見廃墟だけど営業している(していた)という店。ここ数年は営業していなかったけど、ファンが集まって8月1日に一日だけ限定営業をしたらしい。今後はどうなるのか。今も店内の作業は続いているようだけど。

13:00 登別市に入る。かわいいオニのイラスト。登別温泉の地獄谷からやってきた?!
そして海は大荒れ(笑)

14:50 室蘭市に入る。白鳥大橋は東日本で一番大きい吊橋だ。そして左下にあるのは名物の室蘭焼き鳥か?でもちょっとイラストが平面的過ぎるなぁ。工場かと思ったよ。

イタンキ岬のトンネル手前の交差点で追突事故発生!

そのイタンキ岬のトンネル。歩道を走っていたらトンネル内の歩道に入っちゃって、めちゃくちゃ狭い!!幅1mも無い。ちょっとふらつくとぶつかってしまう。

室蘭の「絵鞆半島」と呼ばれる部分を走る。室蘭の市街地はこの半島の内海側に集中しているが外海側は絶景の断崖風景が続いている。ただアップダウンが激しくて体力が・・・

16:10 やっと「地球岬」に到着。この名称、もともと「地球」とは無関係。元のアイヌ語地名としては断崖という意味の「チキウ」。だけど漢字に「地球」があてられたことで、水平線が丸く見えて「地球の丸さを感じる岬」のようにとらえられるようになってしまったようだ。

内浦湾(噴火湾)を挟んだ対岸には、函館方面・渡島半島の山々が見える。
この「噴火湾」という通称も誤解されがち。それっぽい穴に見えるけど、火山の噴火で開いた穴でできている訳ではない。

この前来た時まではここはフリーで車が止められたはずだけど今は有料になったようだ。
みやげ物屋は異常なし!

今夜の寝床探しに苦労した。このあたりに適当なキャンプ場は無いので野宿できる場所を探したが、室蘭は土地が狭くて住宅や工場が密集しているのでなかなか適当な空き地・公園が見つからない。道の駅周辺にも行ったけど住宅地が近くて野宿できる雰囲気じゃない。
で、以前白鳥大橋の夜景を見るのに行ったことのある、橋のたもとのエリアに行ってみたら、展望広場駐車場にちょうどいい東屋を発見!!やっと落ち着ける。
一息ついたら階段を100段登って室蘭のシンボル「白鳥大橋」を眺めに行く。ちょうと日没の時間。他にも何人か人が集まってきた。

白煙を上げているのは日本製鉄の工場。

今日はなんだか疲れて食事を作る気力が無く、さして空腹感もないのでビールとつまみですませちゃう。

20:30 すっかり暗くなってもう一度展望台に登って夜景を眺める。
この白鳥大橋の向こう側には、工場夜景で非常に有名だった日本石油(エネオス)の工場があった。1万個ともいわれていた保安灯が敷地内のあらゆる建物設備を照らし、それは素晴らしい景色だった。36年前に十勝に赴任した直後、夜中に函館に行く途中で通りかかって度肝を抜かれた思い出がいまでも強く残っている。
ところがその工場が閉鎖された現在は橋の向こうは暗ーくなってしまった。かなり寂しい。
代わりに橋の反対側の日本製鉄の工場は明るくきれいだ。

今日も結局100km走ってしまったなぁ。天気もいいし道も走りやすいからどんどん走っちゃうんだよなぁ。

ゆるゆるのろのろ。

本日の走行距離: 103km
本日までの総走行距離: 8776km
宿泊地:室蘭市・白鳥大橋展望台公園
起床:3:00
就寝:22:30
天候:晴れ
主な食事:マルトマ丼、レーズンバターロール3、カップ麺、枝豆、楽陽シウマイ、ソーセージ

コメント

  1. まえはら@福岡 より:

    室蘭は、コロナ自粛後初の地方開催研究会で行ったので思い出深いです。
    地球岬とか(枠に自分を入れて写真を撮りました)。
    ところでこちら(九州?)で”室蘭焼き”というと、
    ウズラの卵を殻ごと串に刺して焼いたもの、らしかったので、
    現地で頂いてみようと思ったら、そんなものは売ってませんでした笑

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