3:30 起床
一晩中風は吹き荒れていたが比較的良く眠れたと思う。
外に出てみるとまだ雨は降っていないけどいつ降り出してもおかしくない雲。
昨日みた予報よりも雨の降りだす時間が早まっている。早々にテントを撤収して出発する。



まず隣の道の駅に移動する。
ちなみにここが昨日ヘルメットを飛ばされてシールドがどこかに行ってしまったところ。
シールドは早速注文しなくては。これがないと日差しが強いときの目の保護ができない。サイクリストはサングラスを使う人が多いけど僕はド近眼&老眼遠近両用眼鏡なのでこのシールドが必須だ。

実はこの道の駅には野宿に絶好の場所がある。屋根の下で雨からも風からも守られる場所。もし昨日、雨が降っていたらここで寝ていたと思う。
レーズンバターロールで朝食をすませる。


5:00 雨が降る前にと早朝の出発。国道339号線、通称竜泊ラインを北上する。それほど寒くないがとにかく風がすごい。東からの風なので常に進行方向右側からつい良い風で煽られ、時々に向かい風に変わる。

遠くの海上にはいかにも怪しげな雲。
雲の下の斜めに見える部分は、もしかして大雨が降っていて風で流れているのが見えているのか。ヤバいなぁ・・・(汗)

5:20 七つ滝
看板を読む余裕もなく走り進める。

そして竜飛岬に向かう峠道にさしかかる。まず坂の勾配がきついことは地図をみてわかっていた。10~12%の勾配が続く。でも登れない勾配ではない。
だけどとにかく風がヤバかった。この旅のこれまでで一番身の危険を感じた。峠を吹き抜ける風、体感で風速20m/s以上の暴風が前から横から吹き付ける。当然自転車に乗っても前に進めず倒される。降りて押していても倒される。体ごと自転車ごと荷物ごと吹き飛ばされると思うほど。道路の左側は崖か側溝で落ちたらただじゃすまない。
そしてもう一つの心配がクマ。早朝のクマが出やすい時間帯。そしてこの風でお互いの気配が全く分からないからばったり出くわす可能性が高い。出ませんように出ませんよう・・・・


6:50 この道の峠に相当する「眺瞰台」。新しい道だからなのか峠としての名前がないみたい。
標高は約500m。やっとここまで登れてこれた。約半分は押していたような気がする。
ここまでの道で自動車に全く会わなかった。駐車場に入る手間で最初の1台とすれ違い、下り始めてもう1台とすれ違っただけ。この悪天候の早朝では自動車も通らない道。


すぐさま駐車場わきのトイレ棟に避難して一休み。

せっかくなのでここから少し階段を登った展望台まで行ってみる。
かろうじて日本海は見えるが、せっかくの景色が何が何だかわからない。
今度は晴れてるときに来てみたい。車でね。

そして雨が本格的にザアザア降り出した。ここからは下りだからと全く油断はできない。
レインウェアを着込み慎重に下る。相変わらず強い風にあおられ、下りなのに降りて押さなければならないところもあった。
そして龍飛崎の反対側の海が見えてきた。でもまだまだ下りは続く。ブレーキシューが減る。

7:50 無事坂を下りきり、龍飛の集落に到着した。周辺には青函トンネルを掘削した際の施設の名残や殉職者の碑などが多くあった。

そして龍飛崎と言えばこれでしょ!
「津軽海峡冬景色」
冬ではないけどこの悪天候で雰囲気は満点。
峠を登っている最中から脳内エンドレスプレイの曲。石川さゆり、最高!!(笑)


そのすぐそばにあるのがこれ、時々テレビでも話題になる「階段国道」
国道339号の一部が階段になっていて岬の上と下をつないでいる。自転車で降りたかったけど、荷物を満載した状態では無理と判断してあきらめる。

ついでに岬の展望台や灯台のあるところまで登ってみたけど、もうとにかく雨風で何が何だかわからない状態で早々に撤収する。


そして別ルートで岬の下に降りる。
階段国道の下側。
せっかく龍飛崎にきたので何かしらスタンプや風景印をゲットしたかったけど、時間もまだ早くこの天候なのであきらめました。残念です。

海岸線沿いに南下する。海は大荒れ、波しぶきが道路まで飛んでくる。
「ふるえそうなカモメ」ではないが数百羽のカモメ(ウミネコ?)が風に飛ばされている。
顔を伝う水がしょっぱい。これは汗か、鼻水か、それとも波しぶきの塩水か。たぶんその全部。

この悪天候は明日まで続く予報。すでに全身雨でずぶ濡れ。これでテント泊は非常につらい。どこか宿を確保しなければとネットで探す。
最初あてにしていたのが今別町「海峡の家ほろべつ」。廃校になった中学校の校舎を活用した宿泊施設でぜひ泊まってみたかったのだけど電話してみると「3日前までの予約でないとダメ」とのこと。えー!こういう旅で3日前に予定を決めるのは無理なんだってば。でもその受付の方が「いまべつ総合体育館」を教えてくれた。体育館の中に宿泊施設があるらしい。もしここもダメならちょっと高いけど龍飛旅館に頼るしかない。
総合体育館に電話してみると、なんと「いいですよー」とのお返事。やったー!良かった!めちゃほっとした。
その後、最初に電話をかけた海峡の家の方から心配の電話がかかってきて、気にかけていただいてうれしかった。ありがとうございました。
11:30 今別町の街中?に到着。津軽半島にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアが無い。ここにきてやっとお店があった。DCMニコットはいわゆるホームセンターだけど、入ってみたら一般の生鮮食料品なども置いてあった。このあたりでは貴重なスーパーマーケット機能だと思う。隣接してファミリーマートもあるけど、大きなお店らしいところはこれだけ。
とりあえず当面の食料を調達する。

12:15 県道に入って総合体育館に向かう。山道をしばらく走っていくと突如大きな駅が出現した。
JR北海道の「奥津軽いまべつ駅」。北海道新幹線の駅だ。僕はここまで周囲に何もない新幹線駅を見たことが無い。新幹線の秘境駅だ。なぜこんなところに新幹線駅とも思えるけど、青函トンネルの出入り口にあって、保守や緊急時などの対応に必要な駅なんだろう、たぶん。



12:30 この駅に隣接して「道の駅いまべつ」と「いまべつ総合体育館」がある。
すごく立派な施設だ。受付を済ませると部屋に案内されびっくり!安い部屋ということで和室をお願いしたが16畳の大きな部屋を一人で使っていいらしい。おそらく本来は体育館を利用する合宿なんかで使う部屋なんだろう。空いていてよかった(笑)。ちなみに町外者素泊まり3500円。
トイレは清潔、食堂には電子レンジや冷蔵庫、ポットが置いてある。そして洗濯機&乾燥機が自由に使える(洗剤30円)。大きな浴室でたっぷりのお湯につかって体を温めた。事前に予約していれば食事もちゃんと出る。
こんな施設が全国にあれば快活CLUBより全然いいぞ。これからは注意して探してみよう。






スタッフの方が親切に自転車を玄関の中に入れてもいいと言ってくださった。外は風雨でずぶ濡れだったのでこれも非常にうれしかった。

ただ残念だったのは、これは僕の確認不足なんだけど、明日も雨なので2連泊しようとしたら明日は予約で満室とのこと。明日はここを出なくてはいけない。うーん、これはしょうがない。
そして2泊分と思って買ってきた食材を今夜食べなければならない。うーん、食べきれるかな。
まず昼食にお好み焼き&焼きそばとカップ麺を食べ、ビールを飲みながらシウマイを食べ、夕食には豚もやしと豆腐(冷奴)を食べた。



とりあえず今夜は超快適な夜になったけど、明日は雨の中走るしかなさそうだ。
マイレギュレーションでは「雨の日は走らない」ことにしていたけ、このルールはかなり破っている。とにかく気を付けて走ろう。
明日は弘前に向かう。
ゆるゆるのろのろ。
本日の走行距離: 50km
本日までの総走行距離: 4870km
宿泊地:今別町・総合体育館
起床:3:30
就寝:21:00
天候:曇りのち雨・暴風
主な食事:レーズンバターロール6、お好み焼き&焼きそば、カップ麺、チルドシウマイ、ポテトサラダ、豚もやし、豆腐(冷奴)


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