日本一周自転車旅65日目6月28日(日)【奥尻島一周】奥尻→東風泊

4:30 起床
今日は別にこんな早起きする必要はなかったのだけど、目が覚めてしまったしトイレにも行きたかったのでのそのそとテントから這い出た。空は雲が多くいい天気とは言えないが、とりあえずシュラフを外に出して干し、朝食の準備。昨日奥尻のスーパーで買ったあごだしうどん。熊本の商品で奥尻とは全く関係ないがなぜか手に取ってしまった。さっぱりと食べられて朝食にはぴったりだったけど、ちょっと足りなかったかなぁ。

奥尻島には4か所のキャンプ場が設定されている。全部無料だ。そのなかでもこのキャンプ場はフェリー乗り場や町の中心からも近く、たぶん奥尻のナンバーワンキャンプ場なんだと思う。
ただ水場やトイレは一応あるものの今一つ。トイレは仮設トイレが2つと女性用にプレハブトイレが1つ。どちらも新しく(新品?)清潔に管理されている。水場もしっかりとしたものがあるけど「飲用不可」だ。犬の散歩に来ていた地元の方に聞いてみたら、「沢から引いた水で消毒とかしていないからだと思うけど、以前はみんな普通に飲んでいいたから多分大丈夫」ということらしい。沸かして飲む分には大丈夫だろう。

フェリーでも挨拶を交わしたライダーさんと食事処や見どころなどについて情報交換する。こういう旅人同士のやり取りも楽しい。
今日はとりあえず島をぐりっと回りながら他のキャンプ場を確認してよさそうだったらそこに泊まる、という感じで行こうと思う。
9:00 出発

キャンプ場から東海岸を南下する。このあたりの海岸、海は白っぽく見える。白い花崗岩(御影石)でできているから。もう少し天気が良ければもっときれいだったかもしれない。
岩の上ではウミウが朝の日光浴をしていた。

島のあちこちに1993年の北海道南西沖地震の犠牲者に関する碑があった。当時のテレビニュースなどで見た光景はかなりショッキングでよく覚えている。

10:00 島の南端・青苗岬に到着。やっぱり朝食がちょっと足りなかったのでお腹がすいてアンパンで補給する。

ここ青苗には漁港があり、見るからに釣りにちょうどよさそうな岸壁があった。昨日釣具屋で情報を聞いたついでにおすすめの仕掛けを買っていたので早速試してみた。
・・・あたりが全くない。
いろいろとポイントや深さ、引き方を変えて自分なりに工夫してみたけど、あたりがない。
お昼ごろ突然大きなエンジン音がして空を見ると低空に侵入してくる双発プロペラ機が!オスプレイか!?しかしよく見ると小型の旅客機だ。そういえば奥尻には飛行場もある。
2時間ほど粘って、ボウズで終了。Ω\ζ°)チーン

港のすぐそばに今朝ライダーさんから教えてもらった食堂があった。せっかく高いフェリー代を払って奥尻に来たし、キャンプで宿代を節約してる分食事で少し贅沢してもよかろう。入店して即注文。「うに丼定食お願いします」
メインのうに丼は言うことなし。地元奥尻の新鮮なウニは甘く濃厚。他にも焼きホッケ、タコのヌタ、イカの醤油煮、カスベの煮凝り、タコとイカの刺身、岩ノリの味噌汁。ご飯がたりませーーーーん!

青苗から今度は島の西海岸を北上する。
すぐに奥尻空港の横を通る。隣接地にVOL/DMEを発見。初めて実物を見た。飛行機に位置や方角を与えて空に見えない道をつくる重要な設備だ。
離島の空港をちゃんと見るのは初めて。JALが函館便と丘珠便を曜日別に1日1往復、定期便を運航している。

島の南部は農地が多い。多くは牧草地・放牧地だけど、地元ワイナリー向けのブドウ畑や、日本の離島で最北の稲作水田などが広がってる。

そして西海岸には変わった形の巨岩や小島が並んでいる。無縁島、ホヤ石、神威岩。海もとても透き通っていて、もっと天気が良ければどれだけ青い海が見られただろうか、とっても残念。
他に写真を撮らなかったモッ立て岩。興味のある人はググってください。(笑)

奥尻島は大きい。その大きさを感じたのが滝や水力発電所。島全体がブナの原生林に覆われていてその水量はかなりのものらしい。

14:00 北追岬。奥尻島の西端であると同時に、北海道の離島を含めた西の端だ。北海道本土の西の端は瀬棚の尾花岬だけど現地には道が無く到達できない場所にあるので、その代わりになるかな。

で、この西の端の岬が二つ目のキャンプ場、北追岬キャンプ場だ。
そのまんま岬の突端の高台にある狭い芝地だ。一応水場とトイレは整備されているが、あまりにも周囲が寂しい。周りに人が住んでいるところは無く、サイトは吹きさらしで、強風が吹いたら全部飛ばされるようなロケーション。
ちょっとここはパスかな。まだ時間も早いしもう少し走ろう。

岬から北に坂を下ると神威脇という小さな集落に入る。ここには島唯一の温泉「神威脇温泉」があるが、この先に進むとすれば結構な登り坂が待っていて汗だくになるのは明白。温泉に入りたい気持ちはMAXだったけど、それを抑えてスルー。

そして長い長い登り坂に入る。勾配はそれほどきつくないけどずうっと登り。ところどころ海が見えて、これがもう少し天気が良ければ、、(以下略)

放牧地には黒毛和牛。「奥尻牛」というブランドで年間10頭前後しか出荷されない幻の牛。島外で出荷・処理されるので島ではほとんど食べられないらしい。

標高約340mまで登った後はそのまま島の北端・稲穂地区に向けて坂を下る。
快調に下っていくと、、、突然、道がダートに。(ナウなヤングは「グラベル」と言うらしいが)
こういうのが北海道の道だなぁ。最近はダートの道もすっかり減ってしまったけど、こういう道を走ると懐かしくなる。
結局200m程度しか続かなかったけど、なんだっただろう。舗装に支障があるような地形でもなかったけど、権利関係かな、何か埋まっているのかな。

稲穂地区の手前にあるのが「海栗前(のなまえ)」。昨夜止まった「うにまるキャンプ場NONA BASE」の「ノナ」だ。
ノナはアイヌ語でウニのこと。ノナマエで「ウニがある場所」という意味になりまさに奥尻を表す地名だ。

16:20 島の北端、稲穂岬に到着。ここに3か所目のキャンプ場がある。
しかしここも岬の突端の吹きっさらしだ。周囲には何も無い。
そしてここは「賽の河原公園」でもある。岬の先の小石海岸が慰霊の場所になっていて、石が積まれた塔がたくさん並んでいる。
・・・なんとなくここもパスだ。

稲穂岬から信仰方向を変えて南下すると島の東河岸に戻ってくる。
そして奥尻地区の一つ手前「東風泊(やまさどまり)地区」に到着。結局島をほぼ一回りして戻ってきてしまった。
ここに4か所目のキャンプ場「東風泊海水浴場適地キャンプ場」がある。
よくある海水浴場の浜辺のキャンプ場だ。トイレも水場もしっかりある。結局こういうところがホッとする。今夜はここに泊まることにする。

そしてこのキャンプ地から歩いて3分のところになんと「居酒屋」ががががg!
どうしようかしばらくテントの中で悩んだ。お昼はうに丼ですごい贅沢したし、今夜はパスタにするつもりだったけど、お昼がまだ少しお腹に残っていてそんなにたくさん食べられないし、歩いて行ける居酒屋なんていままであんまり無かったシチューション。。。。いろいろ理由をつけて、GO!

とっても普通の居酒屋でした。普通過ぎて、島の名物とか地酒すらありませんでした。
あ、料理、特にもつ煮なんかはとてもおいしかったし、会計もとても安かったです。でも地酒くらいは置いておいてよ・・・

さて島は一周しちゃったし、いよいよ明日はなにもすることがなさそうだ。朝のフェリーで江差に戻ってもいいけれど、それもちょっぴり惜しい気もする。どうしようかな・・・

ゆるゆるのろのろ。

本日の走行距離: 70km
本日までの総走行距離: 5292km
宿泊地:奥尻町・東風泊海水浴場適地キャンプ場
起床:4:30
就寝:23:00
天候:曇り
主な食事:あごだしうどん、つぶあんパン、うに丼定食、居酒屋つまみ

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