5:00ごろ起床
なんと雨が降っている。正確に言うと霧雨だけど雨音がしないから全然気が付かなかった。テントは徒然びっしょり、干していた洗濯物も濡れてしまった。
とりあえず洗濯物はいったん取り込んで朝食を作る。1合半のご飯を炊いて、今日はオニオンコンソメスープを作る。玉ねぎ半分を切ってシェラカップに入れ、チキンコンソメ半分、コショウたっぷりで煮る。スープと言うより、玉ねぎだけのポトフ?



その後雨はだんだんと止んで落ち着いてきた。洗濯物をもう一度乾かして見たり、テントを拭いたりして晴れるのを待つ。
昨日、隣にテントを張った大阪から日本中を移住先を探して走っているという男性。お名前聞いたのに忘れてしまった!ごめんなさい!!
これまでの旅の様子などをお互いに交換し合いながら撤収作業を進める。

このキャンプ場は本当に人気があるらしく、昨日もあれからどんどん車がやってきて、でももう場所がないよとスタッフが断っている様子もあった。数えてみたら40以上の大型テントがずらり。
9:30 とりあえずキャンプ場を撤収して一旦大岸駅に戻る。
今日はあまり自転車に乗らない。探検をするのだ。だからあまり天気が不安定な状態で出たくないので駅舎で休憩しながら(まだほとんど走ってないけど)様子見をする。

山岸駅の中にこんな張り紙が。まさにこれからここに行くんですけど。。。

12:00 天気は晴れる様子はないけれども安定した曇り空。これなら大丈夫かなと判断してようやく出発する。
キャンプ場の先ではトンネル工事が行われていた。で、その反対側を見てみたら・・・
えええ~~~っ!トンネルの入り口ってこんな風に作るの!?壁のように作ってあとから穴を空けるの!?なんで!?コンクリ無駄じゃね!?いろいろ不思議な光景でした。


12:20 礼文駅前にコープさっぽろの移動販売車が止まっていた。入ったことが無かったので見てみた。車内は3面の棚にぎっしりと少しずついろんな商品が並んでいて、なるほどこれなら日常のものはとりあえず買えるなと思った。北海道のいろんなところでころ「カケル」くんを見たけど、個人商店がどんどん無くなっている小さい集落では欠かせない生活インフラになっている。


12:30 礼文駅
今日の目的地「小幌駅」の隣駅だ。
実はここには以前一度来ている。その時は車で、ここから一駅列車に乗って小幌駅を往復した。
小幌駅は「日本一の秘境駅」と言われ、車で行ける道は無く、周囲に人家は無く、ただ谷あいに駅だけある、という不思議な存在の駅だ。当然真っ先に廃止になる駅だけど、テレビなどに取り上げられて秘境ファンの人気になり、豊浦町も存続のためにJRと交渉した結果、とりあえずまだ残っている。そんな駅だ。


礼文駅を出てしばらく礼文華峠の坂をのぼる。そしてこの礼文華トンネルをくぐったところに探検の入り口はある。


13:15 小幌駅探検口到着
もともとここはただの林道で小幌駅への道ではなかった。しかし10年ほど前から秘境駅ファンが山道を作りながら通った結果、道らしいものができているとのこと。
カケル君で買ったフライドチキンとコッペパンで腹ごしらえして出発だ。

13:25 国道脇のバリケードを過ぎて100mほど進むと二つ目のバリケードがある。とりあえずここに自転車は置いていく。
そして進む道は正面の広い道ではない。バリケードの右側にある細い山道の方を下っていく。さてここから探検の始まりだ。


人が歩いた後をたどって谷筋を降りていく。トンネルがあった場所が標高約180m、小幌駅が約50mなので、130mほど下ることになる。
10数か所沢を渡るところがあるけれど、小さな沢なので靴をぬらさずに渡ることができる。でも時々沢の前後で道が見えなくなるところがあってちょっと不安にもなる。
途中、小幌駅から登ってきた4人の若い男性グループとすれ違って、道が間違っていないことに安心する。
20分ほど降りて行ったところで前方になにやら鉄骨やコンクリの人工物が見えてきた。






13:45 古い電気設備のようだがボロボロに朽ちている。駅は近い。


小幌駅に到着!


この電気室の後ろ側から降りてきた。

下り線東室蘭方面のホーム。一日2便の停車



上り線長万部方面のホーム。一日4便の停車。登りと下りで停車する列車の数が違うのもちょっと不思議。



東側のトンネルと西側のトンネル。小幌駅はこのトンネルに挟まれたわずか80m程度の谷の隙間にある駅だ。もともとは「信号所」という列車のすれ違いのための待避所だったところ。それがなぜか道路も無く人も住んでいないのにJR発足の1987年に駅に昇格した。なぜ?この経緯・理由を詳しく知りたい。


偶然列車が通過した。たった80mをあっという間に通り過ぎていく。
この駅の周囲にはJRの倉庫・作業所の建物とバイオトイレがあるのみ。あとはホームに置かれたボックスの中の旅ノートを読むことくらいしかすることが無い。とりあえず一言書き入れておいた。なぜか同人誌が一冊。




14:10 さて探検はここで終わりではない。この先海岸まで降りる道がある。倉庫の横に二手に分かれる道がある。右に行くと駅の下の海岸に出る。目指す岩屋観音は左の道だ。



すぐにまた分岐がある。ここも左だ。
国土地理院の地形図を見ると、この小幌駅と岩屋観音の間の道だけが書かれているので正式な(?)道だ。

ところどころロープが張られたりしていて道に迷うことは無いけれど、やっぱり結構な山道だ。





14:25 15分ほど上り下りして海岸が見えてきた。小さな湾に、鉄製の半分壊れたハシケ、狭い浜にはトタン屋根の建物。

浜の右側(西側)に岩屋観音はある。円空という僧が洞窟の中に観音像を掘ったそうだが、実物を見ることはできなった。




浜にあった建物は、岩屋観音の倉庫。仮設トイレもあったけど使えるのかはわからない。



14:35 さてそろそろ戻ろう。ここからは小幌駅を通らず直接国道のトンネルに登る道を行く。
が、道が見つからない。浜の両側は崖に挟まれていて歩けるような場所が無い。とりあえず降りてきた沢沿いの道をちょっと戻ってみると、来るときには気づかなかったがこの沢が道になっていた!この写真の左側が小幌駅から降りてきた道。右側の沢沿いに上に登る道がある。

道らしい道じゃないけどとりあえずそれなりに人が歩いた跡があるのでそれをたどって登る。湿度が高く風も通らないので、汗ダクでシャツがぐしょぐしょに濡れる。20分ほど登ると少し広い道に出る。自転車を置いてきた林道だ。






この林道もすぐに分岐があるけどその先は行き止まり。この道、林道と言うよりはたぶん古い旧道跡では。

林道は車も通れる幅と勾配なので楽に歩ける。15分ほど歩くとトンネル脇にでる。



最後の直線の地面が一面コケに覆われていてきれいだった。

15:10 無事ゴール!!!
熊に襲われたり、道に待ったりすることも無く帰ってこれました。


国道に戻り礼文華橋から谷を見下ろす。この谷の下にあの小幌駅がある。

実は、小幌駅は豊浦町だけど、トンネルを出た場所はすでに長万部町に入っていた。ところが礼文華橋、小幌橋を渡ったところで、えっ!「黒松内町」!!
黒松内町は日本海側を走っていた時に通った町だ。なんでこの太平洋側に???日本海と太平洋の両方に海岸線を持つのは八雲町だけじゃなかったっけ?
あとで地図をみてびっくり。黒松内町の境界は太平洋まであと200mというところまで迫っていながら、長万部町にブロックされている!(笑)おしい!ストラテジーゲームなんかでは海岸線を持つ領地を獲ることは大きな要素だったりするけど。

15:30 そしてあらためて長万部町に入る。やっぱりカニだよね。

前方に建設中の長大な高架を見る。高速道路はもうあるから、ああ、北海道新幹線か。

道路の先はかすんで見えない。

16:15 長万部駅前に到着。
この町に来るたび昭和40年生まれ男は思う。由利徹師匠は偉大なり。

16:25 ふれあい公園
モルックをやっている人たちを初めて見たかも。

ふれあい公園のベンチでレーズンバターロールを食べながらこの後どうするか考える。予定ではこの先の八雲町あたりまで行けると思っていたけどもうこんな時間だし、雲行きもなんか怪しい。天気予報では雨は降らない予報だけど今朝のようなこともある。この公園でも野宿できそうなので今日はここまでにしよう。


そうと決まれば、まずは半乾きのままの洗濯物をコインランドリーの乾燥機にかける。乾燥だけなら10分100円だ。
その間にすぐ近くのスーパーマーケットラルズにいって半額処分の弁当を仕入れる。乾いた着替えをもって次は温泉へGO!
「長万部温泉ホテル」はホテルだけれど風呂はまるで銭湯。今は使ってないけど番台まである。いいお湯ですっきりサッパリしました。






公園に戻りテントを張って夕食。あれ?調子に乗って半額弁当買ったけど、今夜の夕食、明日の朝食、、、、あれ?もう一つどうしよう(笑)

今日は小幌駅探検で半日山道歩きばかりしていた。まあこういう日もあっていい。
ゆるゆるのろのろ。
本日の走行距離: 42km
本日までの総走行距離: 9032km
宿泊地:長万部町・ふれあい公園
起床:5:00
就寝:20:30
天候:曇り
主な食事:ご飯+いわし味噌煮缶詰、オニオンコンソメスープ、フライドチキン、ピーナツコッペパン、レーズンバターロール3、唐揚げ、焼売弁当


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