日本一周自転車旅84日目7月17日(金)【エサヌカ線】宗谷→枝幸

6:00 起床。だいぶ寝坊してしまった。トイレの影にテントを張ったので強風の影響を最小限にできてよく眠れた。

昨日日も暮れ始めたころ、二人の外国人ライダーがこの公園にやってきて僕と同じように野宿しようとテントを立て始めた。言葉が全く通じなくて、音の響きはロシア語っぽい東欧の言葉のようにで、バイクのナンバープレートはEUのマークが入ってる。で、僕はできるだけ目立たないようにトイレの影にテントを張ったのに、彼らはめちゃくちゃ目立つ芝生の真ん中に建て始めた。
これはまずいなー、誰かに通報されてお巡りさんとか来て追い出されたらとばっちりだなー、なんてちょっと不安になった。でも結局何もおこらず無事朝を迎えた。めでたしめでたし。

7:40 いつものチキンハンバーグとスライスチーズをはさんだホットサンドをつくり、テントを撤収して出発。

宗谷岬周辺には野宿ができそうな建物がいくつかある。
まず有名なのがバス停兼休憩所。中が結構広い。壁には旅人の落書きがたくさん書いてある。
ただ駐車場の目の前なので人通りもあるだろうし、ちょっと落ち着いて寝られない感じ。

バス停の少し上にあるのが無料休憩所。使用時間は16:30までと張り紙があるけど、実質24時間開いている。2階が広い休憩所になっていて一部小上がりで寝ころべるようになっている。ここは落ち着いて寝られそうだけど、換気ができないので熱気が少しもわっとこもっている。
他にもこれと同じような休憩所が丘の上の方にもある。

朝の宗谷岬はとても清々しいさわやかな空気感がある。

最北端の碑でもう一度写真を撮っていたら、また近くの人が「写真を撮りましょうか」と声をかけてくださった。ありがたくお願いする。だけどまたちょっと斜めなんだよね~(笑)

宗谷岬の最北端は他にもいろいろ。
最北端のトイレ、食堂、郵便ポスト、自動販売機・・・

最北端のお土産屋さんでとりあえずステッカーを買いました。

8:30 宗谷港にある「てっぺんドーム」。稚内のドームをイメージしていったらかなりがっかりする。太陽の向きも良くなくて、日が差して柱の影が入るとまた雰囲気も違うだろう。
港の脇ではコンブ漁からもどって作業している漁師さんのご夫婦。

最北端の小学校

オホーツク海側の道はこれまでの日本海側とはまた雰囲気が全然違う。天気がいいのもあるけれど。これは今日は暑くなるなぁ。

すると反対車線の路肩で休んでいるサイクリストに遭遇。荷物も大分積んでいるので自転車旅行なのは一目瞭然。声をかけてみると北海道一周中とのこと。今朝は猿払から出発してこれから宗谷・稚内に向かうらしい。聞くとこれまでに日本一周は2回、北海道一周は3回目だという!これは大先輩すごいです。
福井県の佐々木さん、お気をつけてよい旅を‼

9:40 猿払村に入る。カントリーサインはインディギルカ号の碑だね。

10:25 道の駅さるふつ公園の海側に立つインディギルカ号遭難慰霊碑。42年前はもちろん道の駅などなくてこの碑が道路わきにあっただけだった。その時にも立ち寄ってソ連の船が座礁・沈没した事故と地元の人の救助について知った。現在は道の駅がにぎやかでこの碑はあまり注目されていないようだし、Googleマップでは表示もされない。ちょっと寂しいなぁ。

10:30 すでに気温は30℃に迫っていて暑い!道の駅で休憩!
・・・と思っていたらひとりのおじさんに声をかけられた。はじめは普通に話をしていたけど、すぐに気が付いた。この人話が終わらない、切れ目がない。これはちょっと休憩できるような状態にならないなと、切り上げてその場を離れた。結局休むこともできず、水筒の水も補給できず、これが後に響いてしまう。

休める場所、水が補給できるところを探して走り続ける。汗が大量に出るので水もたくさん飲む。1リットルの水筒の水が半分ほどになってしまった。とりあえずバス待合所を見つけてホットサンドを食べながら休むけど、水は補給できない。

11:20 浜猿払の集落で道の脇に小さな記念碑がある。猿払電話中継所跡。樺太と北海道を結ぶ海底電話ケーブルの施設があった場所で、終戦後のソ連侵攻で亡くなった樺太の電話交換手について書かれていた。

11:30 本日のメインイベント、通称「エサヌカ線」。人気の映えスポット道路だ。
両側に草地が広がる直線道路。ほぼ平らなので道の先まで見通せる。
北の入り口側からのエサヌカ線とその山側、海側。

走っても走っても景色が変わらない。建物も、電柱や電線なども無く、ただ草地と道路が続いている。
北半分は笹を主体とした野草地、南半分は牧草地が広がっている。

暑さは一段と厳しくなり気温は32℃を越した。汗が大量に出る。水は飲まないといけない。エサヌカ線を1/3ほど走ったところで水筒の水は空になった。あと10kmある。

12:15 ようやく終わりが見えてきた。南側終点から見返して写真を撮る。いや素晴らしい道だった。

エサヌカ線の途中で浜頓別町に入った。でもこの道にはカントリーサインは無い。この写真は枝幸町に入る時に撮ったもの。

エサヌカ線を出たところでちょっと自転車を止めて一息つく。のどが渇いて水が飲みたい。
放牧されている牛が気持ちよさそう。

12:45 浜頓別の街に到着!交差点にセイコーマート発見!店に飛び込む!エアコンがめちゃ涼しい!キャンペーンでもらった引換券でコーラをゲット!一気飲み~!
あー生き返った。冷たさと水分と甘さが体にしみる!
教訓、水は常に満タンにしておけ。あとで補給は命取り!

浜頓別の街の北側にあるクッチャロ湖に寄ってみる。ここにあるキャンプ場はであったライダーさんたちがみんな口にする人気のキャンプ場。どんなところか見学。
湖岸に面した静かな芝地で水場やトイレも整備されていて確かにこれは気持ちよさそう。
そして水筒の補給完了。

走りを再開。
海岸に見つけた看板。うん、僕の認識と合っている。通常の海岸は自由に使っていい。

すこし雲が増え、日が陰って涼しくなってきた。

14:00 神威岬
積丹の神威岬とは比べるまでも無いが、北海道の屋根と言われる日高山脈の北の端が海に落ちるところらしい。落石が多くて海岸側の道は通行止めになっていたけど自転車は通れた。

14:15 枝幸町に入る。
北海道には同じ読みの「えさしちょう」が二つある。松前の方は「江差町」、ここは「枝幸町」。
カントリーサインはやっぱりカニなのね。毛ガニじゃないのが気になるけど。

日本海側を走っていると道端にはたくさんのウニの殻が落ちていたけど、稚内を回ってオホーツク海側に来るとウニの殻は無くなって代わりに「ホタテの貝殻」がたくさん道に落ちている。
これ本当。

14:45 北緯45度線モニュメント。幌延町にも同じようなものがあったね。

15:15 本日の寝床、ウスタイベ千畳岩キャンプ場に到着。
広い芝地が無料のキャンプ場になっている。トイレがちょっと旧式で、かつトイレットペーパーが備え付けられていないので持参する必要があるけれど、それ以外はとても素晴らしいキャンプ場。何より無料なのにごみが捨てられるところがイイ!

さっそくテントを張ってお洗濯。乾くかな~

そしてすぐに水分補給。今日はとにかく汗をたくさんかいたし。

夕食は近くのスーパーでみつけた味付き豚肉の一口トンテキ。玉ねぎやキャベツと一緒に焼いて食べました。

今日も静かに日が暮れる。

明日はこのまま南下して紋別方面へ。ネタになりそうな場所がいまのところ見つからない。
天気はよさそうだけど夜からまた雨が降るらしい。
水分補給には特に注意!

ゆるゆるのろのろ。

本日の走行距離: 107km
本日までの総走行距離: 6548km
宿泊地:枝幸町・ウスタイベ千畳岩キャンプ場
起床:6:00
就寝:21:00
天候:晴れ
主な食事:ハンバーグホットサンド2、納豆、一口トンテキ、キャベツ1/4

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