日本一周自転車旅30日目5月12日(火)【大佐渡一周】真野→姫崎

4:30 起床。
やられた!!テントの前室に置いておいたごみ袋が無い!あの嵐の日でも飛ばさらなかった場所だから風ではない。おそらくネコだ。昨日も茶色い猫をちらっと見かけた。その時気づいて警戒しておけばよかった。カサゴの味噌汁を食べた後の骨とかが入っていたからそれを狙われたのか。しっかり袋の口は縛っておいたのに。近くの茂みの中などを探してみたけど見つからない。どこかできっと散乱しているのかと思うと本当に申し訳ないことをした。今後厳に気を付けなければ。
それにしてもネコすごい。僕は前室側を頭にして寝ているからほんと顔のすぐ横にあるものをそっと盗っていきやがった。熟睡していることを感知する能力があるのか。ネコすごい。

さて今日も非常にいい天気。朝食はライダーさんからもらったペンネミートソース!おなかいっぱい、ごちそうさまでした。
このキャンプ場はローケーションも良く便利なので人気のよう。昨夜は計8組のキャンパーがテントを張った。そして挨拶している中でいろんな方から声をかけていただいた。埼玉から来ていた山登りの方、北海道から車で来ていたご夫婦。ありがとうございます。

7:10 スタート。
今日は41年前の思い出をたどる道を走る。大学2年の時のサークルの夏合宿。もうとにかく楽しかったという記憶しかない。走ればなにか思い出すかな。
距離も100km以上走ることになるしアップダウンもそれなりにありそうだし、がんばるぞー!

今日主に走る県道45号は通称「佐渡一周線」。日本一長い県道だそう。いわゆるサドイチの主要ルートでもある。相川湾からぐるっと時計回りに南端の沢崎まで。
大きな火力発電所もあったり、二見という地区の街並みがあったり。

大佐渡の北西海岸は「外海府」と呼ばれていて、日本海の荒波にさらされた岩礁地帯。変化に富む景色が次々と現れ退屈しない。そのかわりアップダウンもかなりあるけど。

9:30 尖閣湾に到着。佐渡を代表する人気スポットの一つ。夏は非常に賑わうところだそう。
41年前、ここで僕たちは自転車を降りてしばし海遊びをした。その場所を特定できるか不安だったが、尖閣湾を走っていると遠くになんとなく見覚えのある防波堤が見えた。
そこは尖閣湾の中にある「姫津漁港」。そんな名前はまったく覚えがないけれど、確かに見覚えのある場所が!防波堤にかかる橋は最近できたものらしいけど、漁港の裏の小さな小さな入り江が!!ここだ!!!!そしてその入り江の上にはユースホステルの建物が!
あの時僕ははしゃぎすぎて財布をポケットにいれたまま泳いでしまい、お札がびしょ濡れ、そのお札を腹の上にひろげて干すという、いかにもバカ学生がやってることをした。
ユースに泊まっていた女子大生数人も同じ場所にいて、大きなアメフラシを見つけてその子たちの背中にくっつけてからかったり。10mくらいある防波堤まで泳いで行ってよじ登って上から飛び込んだり(恐かったー)
とにかくはしゃぐだけはしゃいだのだ。
今見ている景色はほとんどそのころのまま。確かにあの夏、僕たちはここにいたのだ。

感傷に浸ってばかりもいられない。尖閣湾を後にして走り始める。

古い素掘りトンネルがあったので「通れるかなー」って行ってみたけど、反対側は道とつながってなかった。すごすごと引き返す。

新しいトンネルがあちこちにできている。1900m以上の超大トンネル。41年前はなかったから旧道を走ったに違いない。

積雪のため!?確かに除雪用のロータリー車やモーターグレーダーがうろうろしていたけど整備のためだと思ってた。

海辺の墓地。海に向かって立つ墓石がまるでイースター島のモアイのように見えた。海と生きた人たちの思いが見えた。

ここにも新しいトンネル。そして左側にみえるのが旧道。いまはもう通れないけど、僕たちが走ったのはきっと旧道の方。

遠くに見えてきたつづら折りの坂道。現在はサイクリストから「Z坂」と呼ばれているらしい。

この坂の手前で僕たちは休憩しその時の集合写真が残っている。だけどその場所は分からなかった。それらしい建物が無い。まあ41年前の建物は残ってないか。でもそれらしい場所に東屋が。あの日も暑かったなぁ。

さてその「Z坂」を上り始めるとすぐ大きな滝が道のすぐ脇にあった。覚えていない(笑)。
「直美看護学校卒業記念」なんていう碑も発見。面白かったのでGoogleマップに登録しておいた(笑)。
Z坂頂上からの景色はきれいだった。

昔は小さな棚田が集まっていたであろう場所もきれいに圃場整備されてる。
美しい海岸線の道をどんどん進む。
11:50 甘酒屋の建物の日陰で昼食休憩。ホットサンド一つをほおばる。

12:50 「大野亀」。ここも佐渡の人気スポット。来た覚えはあるがぼんやりだ。
大きな岩山がにょっきり海から生えている。かなり大きいが写真ではわからないだろう。実際来てみなとこの大きさや美しさはわからなだろう。

さらに少し進むと「二つ亀」
このキャンプ場にみんなで泊まった覚えがある。なぜか暗かった記憶が。そしてバンガローのようなところに泊まったはず。
でもいまここにはバンガローは無い。草のキャンプサイトがあるだけで、おぼろげな記憶を埋めるものはなにもなかった。

キャンプ場の入り口で70歳くらいの男性に声をかけられた。聞くとキャンプ場に隣接するホテルの板長だった方。確かに以前は既設のテントのようなものがあったとのこと。当時は「国鉄」が佐渡の観光事業としてこの施設を運営していたとのこと。
そしてその名残がココに!
おわかりになるだろうか。線路の踏切脇にある標識が!!そしてこの道を横切るようにレールが敷いてあったとのこと。偶然貴重な証言を聞くことができた。

ここをすぎると外海府はおわり内海府に入っていく。
内海府は雰囲気ががらりとかわり内海のような静かな海となだらかな海岸線の道が続く。

14:00 北小浦で第2昼食。ホットサンド二つ目。
結構疲れた。30分も休んだ。

14:20 両津港に戻ってきた。
今日の寝床はもう少し先の姫津灯台だ。がんばろう。

ここから小佐渡の道に入ってくことになる。だいぶ日も傾いてきたがあわてることは無い。ゆっくり走っていく。

17:25 「姫崎灯台」到着。
ここは現存する日本最古の鉄造灯台で「世界の灯台100選」「近代化産業遺産」にも選ばれている貴重な灯台だ。地味だけど。そしてこの灯台のすぐ下にキャンプ場がある。

姫崎灯台キャンプ場。ここも無料のキャンプ場だ。おそらく地元の方々が管理されtるのだろうけど、とてもきれいに整備されている。そしてロケーションは最高。灯台の下に泊まれるというマニア垂涎の場所でもあるが、階段状になったテントサイトから目の前に日本海広がる眺めが素晴らしい。ただ一つ残念なのはトイレが純和式ぽっとん便所なこと。とても清潔に清掃されているので不快感は全くない。それどころか備え付けのペーパーは妙に高級感のあるふわふわのダブルだ!(笑)

暗くなると灯台が点灯し回り始めた。

今日はかなりアップダウンのある道をたくさん走った。疲れた。
明日はフェリーで小木から直江津に渡り佐渡を離れる。フェリーは夕方なので時間的に余裕がある。また少しのんびりしよう。

なにか作って食べる気力がないので残ったホットサンドと魚肉ソーセージを熱いお茶で流し込み、泥のように寝る。気づいたら朝4時まで一回も目覚めることなく寝ていた。こんな風に寝たのは久しぶりだ。

本日の走行距離: 132km
本日までの総走行距離: 2355km
宿泊地:佐渡市・姫崎灯台キャンプ場
起床:4:30
就寝:20:00
天候:晴れ
主な食事:ペンネミートソース、ホットサンド3、魚肉ソーセージ

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