日本一周自転車旅89日目7月22日(水)【知床五湖・カムイワッカ・知床峠】斜里ウトロ→羅臼

4:00 起床
朝食は食パンにピーナツクリームをたっぷり塗ってカフェラテで。

昨日、網走湖の呼人浦でお隣だったライダーさんが偶然二日連続でここでもお隣さんに。
青森十和田市からよく北海道にツーリングに来ているという江渡さん。にこやかでお話の楽しい方でした。

8:00 出発
まずは知床五湖をめざします。

天気はどんよりとした曇り空。
まずこの先に見える岬の登り坂を登らなくては。
約150m、登るぞ~!

プユニ岬からウトロの町を見下ろす。

知床に入ってからは道筋にこの看板がよく立っている。
見るたびに緊張するなぁ。

8:40 坂を登りきると知床峠の入り口に到着。
ここを左折して国道を離れ知床五湖へ

羅臼岳をはじめ知床連山の山々が見えるはずなのだけど怪しげな雲の中。
せっかく上った山を一度降りて、もう一度登りなおす。

途中、岩尾別温泉への分岐を通りかかる。
一度行ってみたい地の涯山の奥の宿。だけど完全に熊の巣で、出没情報も頻繁に出ていて、自転車で行くのは怖すぎる。今度車で来たときに・・・。

これくらい見晴らしが良い道なら少しは緊張も和らぐけど、監視車のレンジャーさんから「道を横断したり、道端でアリを食べていることがあるから注意してくださいね」と注意される。
言われると改めて緊張するなぁ。

9:20 知床五湖の入り口分岐に到着。
ここを右に折れるとカムイワッカだがまずは左に。

9:25 知床五湖に到着。ここに来たのは初めてだ。おそらく世界遺産に登録されてから整備されたであろう立派な施設が建っている。
知床五湖を歩くには2つの方法があって、無料の高架木道というものを通って1湖まで往復するルートと、有料のガイド付きで地上の遊歩道を歩いて1湖~5湖を周遊するルート。地上遊歩道ルートは3時間もかかるので、今回はお手軽に高架木道ルートへ。

笹の茂った見通しの良い丘の中を高さ2~3mほどの木道が通っている。景色最高!涼しい風もいい!だけど太陽が熱い(暑い)!
残念ながら知床連山はやっぱり雲の中、反対側のオホーツク海もガスっていてよく見えない。

携帯望遠鏡で遠くを眺めヒグマがいないか探したけれど、そんなに簡単に見つからないし、いる訳ないか。

木道は左右の際や柱の部分に電気柵が2重3重に張ってある。高さもあるのでかなり安全が確保されている。

10:20 知床五湖を出て、カムイワッカへの分岐まで戻ってきた。
ここからは未舗装のダートだ。42年前も同じくこのダート道を走った。

そしてこんなうっそうとした原始林の中も走る。ベルを打ち鳴らし、大きな声を出しながら走る。

途中、いくつかの川を横切り、滝の前を通過する。

11:20 カムイワッカに到着!!
とりあえず一度この前はスルーして先に進む。

200mほど進むと通行止めのゲートがあり、一般に通行できるのはここまで。硫黄山への登山口があって注意書きや登山届の箱などがあったけど、ここから山に入るなんて怖すぎる~!

カムイワッカ湯の滝前に戻る。
なにやらガイドツアーの人たちの動きがあわただしい。ベンチでお昼を食べながら様子をうかがっていると、知床財団のピックアップトラックがやってきて、二人のレンジャーらしき人が降りてきた。そしてその手にはライフル?
湯の滝への入り口にある「緊急調査中」というのはそういう意味だったのか。聞くと湯の滝付近にヒグマが出たらしく、調査していなくなっているようならば再開するという。
いやー、ちょっとそれはさすがにヤバいでしょ。結果がでるまで時間もかかるし、今回は残念だけどパスします。ここまで来ただけで満足です。

知床半島の原生林の中、来た道を戻ります。

声を出しながらエッホエッホ!

ところどころこんな風に深く砂利が浮いた場所もある。走りにくいし、特に下りは危険。

12:40 知床五湖の分岐まで戻ってきた。
ここからまた一度坂を下って登りなおす。

13:10 知床峠の入り口、国道との交差点に戻ってきた。
さあ、ここからはひたすら登り。この場所が約150mだから、あと600mほど一気に登る。

すでに知床五湖とカムイワッカ往復で7~800m程度の獲得標高を登っているので、もうへとへと。日差しは強いし、ボトルの水もどんどん減って無くなりそう。ふらふらになりながら走り、1km進んでは道端にへたり込んで休む、といった具合。
そんな時ふと前を見上げたら羅臼岳の頂上が雲(霧)の間からクッキリと見える!もう少しだ、ガンバレ!

15:25 知床峠に到着!!
約2時間以上かかってしまった。42年前はたしか1時間かからず登ったと思う。10代のあの頃と比べてもしょうがないけど、パワー70%×スタミナ70%=走力50%ってとこだろうからこんなもんか。

あの時は濃い霧、小雨の中だったので峠の周囲は真っ白で何も見えなかったけど、今回はかろうじて羅臼岳が見えている!ここでも「写真撮りましょうか」と声をかけていただき撮ってもらった写真。ありがとうございます。

ここから長い長いダウンヒルの始まり。車やバイクで走るのはとても気持ちよさそう。そして自転車のダウンヒルはもっと最高!!!
ここでこれまでの最高速度記録を更新。63km/h。もっと出たと思うけど吹き上げる向かい風が強かった。

16:00 熊越の滝。
国道から400~500mほど山に入ったところにある滝。一人で行くのは怖いなー、と思っていたらちょうど一人の若い男性がクマ鈴を鳴らしながら入っていくところ!これはラッキーと後を追ってついていった。
行ってみるともう本当に原生林の中。これは一人じゃ怖すぎる。10分ほど歩いて熊渡の滝に到着。
岩肌を滑るように流れる水がとても涼しげだった。

16:50 熊越の滝から少し降りたところにある羅臼温泉キャンプ場に到着。
ここも昔からある古いタイプのキャンプ場だけど料金も安く、なにより目の前にある熊の湯温泉が楽しみ!!

17:30 テントを張り終えたら、腹ペコのお腹をさすりつつも温泉にGO!ここに来るのは何度目だったかな。
ここは地元の人たちが作り、維持管理している無料の温泉。協力金という形で募金箱が置かれているのでお金を入れる。女湯はさすがに周囲を囲われているけれど、男湯は脱衣所以外は完全オープン!
そしてめちゃくちゃ熱い!!!45℃くらいだろうか?もっと熱いかも。
1分以上は入ってられないけど、脇で涼んでいるとまた入りたくなる。これを3~4回ほど繰り返す。
ヘトヘトに疲れた体が息を吹き返し、汗も流してサッパリ!!!気持ちよかった~!

19:00 テントに戻ったら夕食。手軽にできる早ゆでペンネをワンパン調理してカルボナーラに。
熱々のパスタが腹ペコの胃にしみる~

今日はめちゃくちゃ疲れた。いままでで一番疲れたかも。いや山陰を走った時も相当疲れたな。でも今日は充実していた。カムイワッカも知床峠も何回か来たけど、やっぱり自転車で自分の足で行くのは全然違う。知床五湖は初めてだったし、眺めが良くて最高だった。
明日はどうしようかな。このまま標津方面に進もうか。それとも羅臼側の末端地、相泊まで行ってみようか。朝起きてから体調をみて考えよう。

ゆるゆるのろのろ。

本日の走行距離: 73km
本日までの総走行距離: 6953km
宿泊地:羅臼町・羅臼温泉キャンプ場
起床:4:00
就寝:21:00
天候:曇りのち晴れ
主な食事:食パンピーナツクリーム、ペンネカルボナーラ

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